本
ナミヤ雑貨店の奇蹟

2月7日の毎日新聞(夕刊)に
~「ナミヤ雑貨店の奇蹟」の商店街 豊後高田・昭和の町~

という記事があり、興味深く読ませてもらった。
昭和の町をイメージさせる商店街が、大分県豊後高田市にあるそうな。
大分県が商店街の観光&活性化をはかり、昭和30年代をテーマに古い建物を生かして街並みを修景。
この商店街には、「駄菓子屋の夢博物館」があったり、本に出てくる魚屋さんもあり、夫婦二人で営んでいるとか。焼き芋屋があったり、レトロなボンネットバスが走っていたり、昭和仮面という月光仮面を思い起こさせてくれるコスチュームのキャラクターも実在する。
そして、ナミヤ雑貨店もちゃんと看板をあげている。今は、雑貨屋ではなく、理容室を営んでいるそうな。
この記事をみて、改めて「ナミヤ雑貨店の奇蹟」を読んでみたくなり、本を手にした。
出版された6年ぐらい前に一度読んだけど、内容は、すっかりおぼろげになっていて、読み返すことで、新たな発見や、感動があり良かった。この本、面白いですよ。純粋におススメします。
文庫本の背表紙のあらすじを転記しときますと、、、、
悪事を働いた若い男3人が逃げ込んだ古い家。そこはかつて悩み相談を請け負っていた雑貨店だった。廃業しているはずの店内に、突然シャッターの郵便口から悩み相談の手紙が落ちてきた。時空を超えて過去から投函されたのか? 3人は戸惑いながらも当時の店主・浪矢雄治に変わって返事を書くが・・・。次第に明らかになる雑貨店の秘密と、ある児童養護施設との関係。悩める人々を救ってきた雑貨店は、最期に再び奇蹟を起こせるか?
・・・・
という話なのです。過去と現在がいったりきたりするなかで、読むにつれ、どんどん引き込まれていき、40数年前の10代の自分に戻っていくかのような感覚を覚えた。不思議で、じんわり心あたたまるお話でした。
もし、この本にテーマをつけるとしたら「すべては繋がっている」事かなぁ~と、思ったり。

この本を読み始めた頃、従姉妹のYUKARIちゃんから、桜の木が届きました。自粛ムードのわが町を案じて送ってくれた。嬉しかったし、優しいなぁ~♡ ありがとうね。
そばに置いて、(気分は)桜の木の下で、読書してました\(^o^)/
ちなみに、YUKARIちゃんは、東京都の島に住んでいる。伊豆諸島の中にある新島という、海がとってもきれいなところ。人口も少ないので、コロナ感染者とかいなさそう・・・。緊急事態宣言がでていても、、、一応、東京都ではあるけれど、「家ですごそう!」じゃなく「島ですごそう!」なのだろうか?