暮らし
南部鉄器とステーキ肉

この甥、大学生だった頃から250ccバイクに乗っている。
就活の年「しばらく、乗らない。その間の保険代と駐車場代がもったいないので、就活終わるまで、バイクを預かってくれないか?」と言ってきて、了承した。
就活終わっても、バイクは我が家で預かることになった。
玄関に大きなバイクがあると、用心棒的な役割も果たしてくれるし、甥が我が家に来て、お互い様子見や、父と一緒にご飯を食べる時間もできて、誰にとっても丁度いいバイクの存在。
バイクがお世話になってるということで、甥が歳暮に上等な肉を毎年贈ってくれるようになった。去年は、サーロイン。今年は、ヒレステーキ。

その肉を焼くのは私の仕事。
ステーキを家で食べることがなかったので、焼き方がわからず、去年は、ステーキの焼き方をググッて、フライパンで焼いてみた。肉は上等だし、それなりに美味しく焼けてよかった。
今年夏、キッチンの断捨離をしていたら、南部鉄器のすき焼き鍋が出てきた。鉄鍋だし、黒いし、厚みもあるし、良いではないか?

今年のヒレは、この南部鉄鍋で焼いてみた。
気分的なものかも知れないけれど、中まで火が通り、柔らかくジューシーで、美味しかった。父、甥とで食べる。なんとなく、皆、無言になる。何がどうという訳ではないが、シンプルに美味しかった。
これから、お肉の時は、この鍋で調理しよう!と固く誓った。そう思わせられる鍋であった。
その夜、寝るときも『今日のお肉美味しかった~』と、そして、次の日も『昨日のお肉、美味しかった~~』と事あるごとに、余韻を引きずっておりました。
お肉食べると、元気になるとか、スタミナがつくとか言いますが、本当なんですね~。次の日やたら元気に過ごせます。これからは、ステーキ肉を食べよう!お肉食べるー!
ところで、僕のごはん、まだ?
