甘いもん

114844

114844

大阪では、甘い食べ物のことを「甘いもん」と言います。
「疲れたし、甘いもん食べたいわぁ~」とか「甘いもん食べ過ぎて太ったのか・・・?」という風に。
基本、私は甘いもんを好んで食べる人ではない。頂いたり、疲れて体が欲しがる時には食べますが、、、。

先日、定期健診で歯科医院へ訪れた時の事。
ラガーマンの風貌をしている歯科医師から「特に悪いところはないですね。しいていえば、日常的に甘いもんを摂取しているプラークの付き方が気になるけど、毎日、甘いもん食べるとか飲むとかある?」と聞かれ、身に覚えのない私は、しばし考える・・・。

 

『え?!この私に、甘いもんがくっついてる?!』と、ちょっとショックな気持ちもあり、毎日、飲み食いするものを思い返し「お茶、コーヒー、青汁。お酒とポカリなどのスポーツ飲料・・・」と医師に告げると

「お酒は、何を?」と聞かれたので、「基本、ワイン!昨年の検診で、赤ワインは、歯に色がつきやすいと言われたので、それからは、半分、白ワインを飲むようにしています!(←ちょっと、どや顔)」したらば、

 

 

どや顔をへし折るように、医師は「それですねっ!」と。

 

 

『がーん!!歯にとっては、赤だけでなく、白さえも・・・?後は、ロゼ?ん・・・?』と、どこまでも、ワインに執着する私を察してか、

ラガーマン歯科医師曰く、ワインも糖分は、それなりにあり・・・。あと、ポカリなどのスポーツ飲料も、500mlのペットボトルに、スティックシュガー5,6本の糖分が入っているのでね・・・
飲むのはいいのですが、その後、歯を磨くとか、口をゆすぐとか、ポカリを半分水で薄めるとか・・・と、それなりの対処法をうかがったものの、
お酒飲んだ後に歯を改めて磨くとか、ポカリを薄めるとか、どうやっても、私的には『めんどくさー!』と思うわけですよ。

歯科医師の話の他、歯科衛生士さんも親身にケアしてくれて「お酒も、楽しく飲みましょう!」と私の生活習慣(?)をカバーしてくれるかのように、いろいろアドバイスいただいて、良い歯科医院に巡りあったご縁を大切にするとともに、感謝の念も忘れずに・・・。
それらの話を踏まえ、とりあえず、ポカリは必要とする時以外は、ミネラルウォーター。ワインも、飲まないというわけではないけれど、マリアージュを考慮し、『ここは、ワインでっ!』という時以外は、ウイスキーや焼酎を楽しむことにしました。

 

 
*   *   *   *   *

 

甘いもん。。。
ダイエットや、糖質の制限がある方にとっては、曲者かと思いますけど。。。

時に役立つ事があると、私は、体験したことがあります。
6年前の東北大震災のこと。
全国にクライアントがいる私にとって、被災地にお住いのクライアントさんの安否他、そのご家族、諸々・・・。大きな災害が、全国のどこかで起こると、心もとないというか、ちょっと心配したりもします。

当時、東北の震災の際に、福島県に住むクライアントさんが、おりまして。

 

地震直後は、連絡が取れず、『震源地や被災地域から、少し離れているので無事を祈る・・・』といった感じで、動向を伺っておりました。

 

その後、福島県に近い茨城県に住むクライアントさんと連絡が取れ、「必要なものがあれば、送りますので、言ってください」と連絡したものの。その時、茨城県全域に、個人の宅配は届かない状態でした。

 

たまたま、茨城県のクライアントさんの職場は栃木県で、栃木県であれば、宅配等は配達してもらえるということで、クライアントさんの要望に応え、必要なものを取りそろえ、送る準備をしていた時、送る段ボールにちょっとした空白が出来ることに気づき、それならば、めーいっぱい箱の中を満たしたいと思うじゃないですか~~??
何か、余白に入れるものがないかと、近所のスーパーを物色している時、大阪の見知らぬおばちゃんが、「このお菓子おいしいのよぉ~」とバームクーヘンを小分けに袋詰めしたお菓子を勧めてくれた。
私も、疑うことなく『そうなんですか。では、ひとつ・・・』と(なにせ、甘いもんの事がよくわからない身の上なので・・・)勧められるがまま、そして、他にも、チョコレートなどお菓子系のものをGETし、被災地のクライアントさんへの宅配便の余白をこれらのお菓子系を詰め込んで、発送した。

 

この大阪のおばちゃんのアドバイスは、‘天使のささやき’でもあったのかもしれません。

 

そのまた数日後、福島県のクライアントさんの地域も、バイクで配達出来るレターパックは配達可能と知り、多少保存がきく、甘いもん(どら焼きや羊羹など)を出来る限り詰め込んで‘お見舞い’としてお送りしてみた。
予想以上に、この「甘いもん」は、喜ばれたのです。

甘いもんは、精神を安定させる作用がある他、体にとっても、糖分摂取となり、エネルギーになる。

 

茨城県に住み、栃木県で働くクライアントさんからは、「日々、生き抜くことに必死で翻弄して、とにかく必死でした。Kannonさんから届いた荷物に中に、お菓子が入っていたこと、とても嬉しかったというか、お菓子の発想すらなかったです。頂いたお菓子を周りの人に配り、心温まりました。自分でも意外です。本当、ありがとうございました。」と。

 

福島県のクライアントさんにレターパックでお送りしたどら焼きも、「なんか、甘いもの食べたいけど、近所の店は閉まってるし・・・。と思っていたところに、Kannonさんからどら焼きが届いて、『あー。やっと、落ち着ける!』と嬉しくなりました」と。
先日、九州で大きな震災がありましたね。当事者の方々にとっては、「必死」に、生きる術をさまよって大変なところにいると思います。そして、それは、他県にいる私たちにとっては、想像もつかない修羅場であると思われます。
義援金、支援金、寄付金・・・いろいろ『助けたい!』手段はあると思うのです。それらを私は否定しませんが、自分が支援したエネルギーが、わからないものに消えていくのは腑に落ちないので。
自分に出来ることで、自分がしたことがわかることで、支援したいと思うのです。

 

 

相手が何を望み、何を欲するかを、想像するのは難しいことかもしれません。

 

 

でもね、自分が、相手の立場になって物事を顧みた時に、
今、私は、こうしたい・・・!

 

 

という事を考えれば、おのずと、今自分が何をすべきかが見えてくる事があると思います。

自分が思った事を行動に移すことが、なによりの「愛」に繋がっていく・・・ことを実感してくださいね。
*   *   *   *   *
20台後半になって、私は意を決して、歯列矯正をしていました。
歯列矯正、結構、つらいものです。普通なら、成長期の過渡期である中学生~高校生の間にするものですが、私は、20台後半というちょっと異質なものですかね・・・。

 

 

1月16日阪神大震災のがあった日、たまたま歯列矯正の診察日を予約していました。

 

 

阪神大震災直後で、当時勤めていた会社は休みとなり、夕方予約していた歯科医院に連絡したら、とりあえず先生は医院にいるというので、行ってみました。診察はなかったですが、先生や先生の奥様、助手の人と今朝あったことをシェアするだけでその日は終わったのですが、
この「だらだら自分の身に起こったことを話し合う時間」って、とても大切な時間だったように思います。

 

 

自分に降りかかったことを、各々分かち合い、相手をねぎらい、共有し・・・

 

 

相手の話を聞くだけ・・・・それだけのことですが、メンタル的には、どれほど、癒しになることか・・・
痛みを分かち合い、共有することは、恥ずかしいことでも、なんでもありません。

 

 

どうか、自分が無事であったことの奇跡を感謝すると共に、被災された方にねぎらいの気持ちを持ち、自分が出来ることで周りの人たちの少しの助けになってほしいと思います。
震災で混乱したハートに落ち着きと平常心を取り戻された頃、一緒に‘甘いもん’食べながら傷ついた心を穏やかに癒せる自分でありたいと私は思うのですけど・・・