心地よく感じる世界

心地よく感じる世界

趣味は「能楽鑑賞です」と聞けば、

 
『おおぉ~~~~、高尚な趣味をお持ちで・・・』

 

と思われる方もいらっしゃるかもしれません。実をいうと、私もそう思う人でありました。

 

 

たまたま・・・

ほんと、偶然というか、必然にお能の世界にちょっぴり足を踏み入れてしまいました。
とっかかりは、飲み仲間のお友達Tさん。
飲み会の席で、Tさんの息子さんが、能を3歳から始めたと聞き・・・
飲み仲間のTさんの他にも、Yさんは、鼓をしていると・・・
なんか、これも‘流れ’なのか、ご縁だったのか、はたまたお導きだったのか、はっきりわかりませんが、今の私にとって「心地よいと感じる世界を理解しましょう!」とあてがわれてようにも思います。ド素人の無知な私は『どんなんなん?』と興味本位で能楽会館に足しげく通ってみてはいるのですが、凡人の私には、まったく理解できませんっ!ってな世界観なのです。
詳しいことは、全くわかりませんが、あの雰囲気が好きというか、自然のものだけに囲まれた異空間。デジタルなものが一切ないこの世界は、何かしら私にとって居心地がいいのだと思うのです。
一通り、今までにも、数々の古典芸能を目にしてきました。(基本、誰かのお誘いや、つきあいでその場にいました的な感じですが・・・汗)
今までにもお能の他に、歌舞伎、文楽、狂言・・・ などいろいろ鑑賞してきました。
それぞれに、面白みがあって、お連れの誰かから解釈がないと、さっぱりわけわからない世界ですが。(汗)
なんかね、、、

 
鑑賞してるとですね、心地よいのです。わけわからないのに、心地よく感じられるって、自分自身が一番ビックリするぐらい、しっくりくるのです。

 

 

なんなのでしょうね~~??

 

 

一応、日本語らしきものは聞こえるのですが、意味がわからないことはほとんどで、でも、なんとなく意味はわかる・・・的な感じが、

 

 

『ああ、、、ええわ、これ・・・』

 

 

と、しっくりくるところがあるのです。

 

 

何言っているのか、どうなっているのか、さっぱり訳わからん状態でも、『なんか、自分にしっくりくるから、観にいってみる』という‘理由だけ’で鑑賞する私は、変な人かもしれないけれど、それでも、自分に良いと思うものは、与えてあげましょう!という理由だけ(ポリシー)があるだけ、良いとしておきましょうね。
私にとって、古典芸能は、日常の喧騒から放たれる静寂と、研ぎ澄まされる感がいいんですよ。

ただ、それだけです。
※    ※    ※    ※    ※

 

 

Tさんの息子さん(Seijiくん)が、初のシテ(主役的な感じ)を演じるというので、観に行ってきました。

その後日、Seijiくんが演じた「花月」という演目のお祝いも兼ねて、「お花見会と能楽のワークショップ」に参加させていただきました。

 

このワークショップは、能楽師の方と、交流を深めるとてもよい機会をいただきました。

 

能楽についての初歩的なお話しや、裏話、実際の台本(みたいなもの)も見せてもらったりと、能楽を鑑賞するだけでは知り得ることのない話をたくさんお聞きすることができ、とても、素敵な時間を受け取りました。

 

 

それらの話の中で興味深かったのが、「能面」のお話。
般若の顔ってありますよね?

 

角があって、怖い顔して、口が大きく裂けて、おどろおどろしい・・・。まるで、鬼のような顔をしたお面。

 

そうそう、今思い描いているあの、お面です。

 

能の世界の中では、人間が鬼と化する理由はただひとつ。
それは、「嫉妬」という感情からくるものだそうです。

 

 
しかも、女性のみっ!!!

 

 

男性も鬼になるのですが、男性の場合は、顔が赤く勢いある表情のみで、角が出てきたり口が裂けるほどの形相にはならないそうな。

 

角は相手を突き刺す道具として・・・

 

口が裂けるのは、食い殺すため・・・

 

 

恐ろしいというか、悍ましい(おぞましい)というか、、、(>_<)

 

昔から‘女性が抱く嫉妬’は、それほどまでに、恐ろしく怖いという象徴なのでしょうね。
般若の顔は怖く恐ろしく、悍ましいものであるとともに、悲しみの顔であったりもすると・・・

 

般若のような顔をした女性に、男性は近づきがたいものがある・・・というより、近づかないですよね。
ワークショップに参加して、このお話しを聞いて
『もしかして、今、私は、般若の顔になってる・・・かも?!そりゃ、誰も近づいてこないわなぁ~~』

 

 

と、妙に納得し『嫉妬心を抱くことを手放し、愛を受け取ることを許します』と密かに誓ったKannonでした(^^)

 

 

 

 

 

 

ワークショップの会場となった場所

海と山が近くにある眺望の良い「須磨浦公園 観光ハウス ‘花月’」より景色とお料理を少しご紹介します。

 

 

 

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前菜

 

 

 

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焼き物:金目鯛みそ柚庵焼 茗荷

 

焚き合わせ:うすい豆真丈 ふかひれ 桜麩 筍

 

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箸休め:桜餅&浅利あんかけ

 

 

 

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合肴:和牛ステーキ&焼き野菜

 

 

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Seijiくん 祖母作のお菓子

お能の松とお花見の桜をそのままに・・・